愛知県名古屋市守山区で、高圧機器の更新工事を実施しました。今回の工事では、真空遮断器(VCB)、過電流継電器(OCR)、地絡方向継電器(DGR)の交換作業を行いました。これらの機器は老朽化が進んでおり、安全かつ効率的な運用を継続するために、新しい機器への交換が必要となりました。

作業手順
機器の選定と手配

まず、既設機器の状態を確認し、取替可能な現行の機器を選定します。選定が完了したら、必要な材料や新機器を手配します。
作業の準備

作業は停電状態で行うため、まず主電源を開放し、電気が流れていないことを検電器で確認します。その後、アースフックを取り付けて安全を確保します。
既設機器の取り外し

既設機器を取り外す前に、ケーブルや電線の接続箇所を確認し、必要に応じてマーキングを行います。これにより、新規機器の取り付けがスムーズになります。その後、既設機器を慎重に取り外します。
新規機器の取り付け

新しい機器を取り付けますが、既設機器とサイズや仕様が異なる場合は、取り付け位置や取り付け金物、電線の加工を行い、適切に設置します。
配線の接続と試験

新規機器への配線を正確に接続し、取替作業が完了したら、接続や動作が正常であるか試験器を用いて確認します。耐圧試験やリレーの試験を実施し、全てが正常であることを確認します。
作業の完了と送電復旧

試験が正常であれば、アースフックを取り外し、絶縁測定を行います。その後、送電を復旧し、正常動作を再度確認して一連の作業を終了します。
施工写真
以下に施工中の写真を添付します。



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